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2005年09月12日

大手塾経営のビジネスモデルって。。。

6年生の2学期となり、娘たちは 「夏休み中のほうがラクだった!」 と言いながら、佳境に入った(というのでしょうか/笑)受験勉強をこなしています。
運動会、学園祭と、秋は自分の学校の行事が目白押し。なのに、行きたい中学の学園祭もこの時期。
土日に塾が入っていたりすると、 「どこの学園祭にも見に行けないよー」 となってしまう最悪の状態です。(苦笑)

ところが、うちの娘以上に 「どこにも行けない」 と嘆いているのは、N塾に通っているお子さんたち。
土曜日の午後、日曜日の午前・午後、6年生になったら全て通うのが “当たり前” とされているこの塾のお子さんたちは、学園祭に行ってみるどころか、よその模擬試験すら受けられないのです。
四谷大塚の合不合格判定テスト、首都圏模試など 「来月、どうする?」 ときいても 「塾を休まないと受けられないのよ(T_T)」 とママたち。

「S塾で、四谷大塚の合不合を薦めているようなので、本当は、S塾の優秀なお子さんたちも混じっているテストで偏差値を判断したいんだけど。塾内の模試では、判断しきれないものね。」

これは、娘の親友のママが言った言葉です。でも、塾を休まないと受けられないのでどうしよう、と。

本来なら、S塾のように外部の模試を受けて実力試しをしましょう!というのが、判断基準としてもいいような気がするのですが、塾という経営を考えると、通ってきているお子さんは土日も塾内で勉強をしてもらい、模擬試験も塾内で提供するものを受けてもらうほうが、収益構造的にはいいに決まっています。

でも。。。と私は思うのです。
「収益をもたらしてくれるターゲット」 として子どもを捉え、その結果、子どもたちにどんなメニューを提供するかを考えるのではなく、子どもの成績が向上し、目標としている学校の合格へ少しでも近づけ、外での実力試しもできるようにスケジュールをして、最終的な結果を導き出すことを見つめてくれるような塾であり、先生であって欲しいなと。

随分前、「御三家に受かり、入学してもそのハイレベルな教育についていけるような素養を持っているお子さんなら、小5からの勉強でも間に合います」 という大手塾の経営者のホンネを伺ったことがあります。
ようは、目標とする学校の勉学も学校生活も謳歌できる素養のある子であれば、小5からで十分だということですよね。
逆に、素養が足りていない子が、何とか詰め込み勉強をし、受験を勝ち抜くテクニックだけを教わって何とか受験戦争だけを乗り切ろう!とするから、もっと小さい頃から勉強を強いなければいけないということになります。
そういうお子さんは、入学してからも延々努力をし続けなければならず、上手くコツをつかめればいいのですが、そうでないと、途中で精神的に不安定になったり、転校してしまったり、というケースにも繋がっているのが現実のようです。

子どもの数が少なくなったので、どうしても教育産業は 「小さい頃から」 通って欲しいと考えるようになり、さまざまな企画やビジネスモデルを作り出すようになりました。
小さい頃からお金をかけた親たちは、どうしても 「もっと上」 を目指したくなり、親子ともどもくたくたになりながら必死で勉強をするようになります。
それが、本当に子どもにとって幸せなのか、どうなのか。。。

子どもそれぞれの個性にあった勉強は、集団で教える学習塾には難しいのかもしれませんけれど (だからうちの子は個別指導塾に通っているのですが)、それぞれの身の丈にあった勉強で、テクニックで解く方法はなく “しっかりと丁寧に身につける” ように指導してもらって、子どもが学生生活を謳歌できる学校に行かせる。
それでいいと思ってはいけないのかしら?と、ノンキにイラストを描いている娘を見ながら考える私です。

だって、私自身、確かに偏差値のそれなりに高い女子校に行きましたが、受験勉強は小6の前の春休みからでしたし、 中学・高校時代は、勉強はそこそこに楽しい6年間を過ごしたんですもん♪
ま、30年前だからといえばそれまでですが。(^^;

投稿者 美朝 : 2005年09月12日 21:50

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